大会紹介

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皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会とは

 

 皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は1983年(昭和58年)、ロサンゼルスオリンピックで女子マラソンが正式種目として採用される前年に、日本女子陸上競技の中・長距離ランナーの育成強化をめざして創設されました。
 2012年1月15日で大会は第30回の節目を迎え、日本の陸上競技界にまた一つの歴史を刻みました。この間、全国のスポーツファンが待望する初春の風物詩にまで成長し、第28回(2010年1月17日)の大会を機に優勝チームへ皇后盃を下賜いただくこととなりました。
 これもひとえに、大会運営にたゆまぬご支援、ご協力をいただいた皆さま、そして選手たちへご声援をいただいた皆さまのお力添えの賜物と厚く御礼申し上げます。

 この大会からは、オリンピック金メダリストの高橋尚子さんや野口みずきさんをはじめ、数多くの女子ランナーたちが巣立ち、世界の舞台へと大きく羽ばたいていきました。そして、今日の日本女子マラソン、中・長距離界の躍進に大きく貢献し、期待にたがわない成果を残しています。
 選手たちは全国や世界で活躍しながらも本大会に出場し、「初心に戻れる貴重な機会」「女子駅伝が原点」と、沿道の声援の中を力強く走り抜けます。
 また、中学・高校生選手たちの若い世代は、経験豊かなトップアスリートとともに走ることができる「あこがれの舞台」と、大会出場を目標に掲げて努力しています。必ずや彼女たちのなかから、国際舞台に羽ばたく選手が出ることでしょう。

 2020年、世界は新型コロナウイルスの流行という、未曽有の危機に襲われました。
2021年1月に実施予定だった第39回大会は、開催中止を余儀なくされ、
都大路で走ることを目指していた選手たちは悔しい思いで涙を呑むことになりました。
中止を経ての2年ぶりの大会、さまざまな思いをたすきにこめ、選手たちが都大路を駆け抜けます。感染症対策を守っての観戦・応援を、よろしくお願いいたします。